犬笛日記

それは犬笛のような魂の叫び

近況報告

ありがたいことにときどき生存確認のコメントが届くのですが、ちゃんと生きております。 本当はもっとブログを更新したかったのですが、ちょっと大きめのタスクにずっと取り掛かっていたせいでめっきり更新できておらずでした。その件についても近々書きたい…

東大卒の男に噛まれて殴られた話

大人になってから理解したことの一つに、「たくさんの人に支持されているものが、必ずしも正しかったり尊敬できるようなものだとは限らない」ということがある。 支持率という危うい言葉を耳にするたびに、そんなことを考える。そもそも私たちは、何を根拠に…

元カレの元カレとクソリプおじさんの話

他人の痛みがわかる人は、きっと優しい。菅内閣の支持率がやたらと高いらしいが、それは彼が雪深い秋田という土地に生まれ、高校卒業後にダンボール工場で働き、そこから這い上がってきたというサクセスストーリーも大きく影響してのことであろう。 苦労はそ…

今から責任転嫁をします。

若者の当事者意識の欠如が深刻化していると言わざるを得ない。私がブログや呟きで自分の経験や想いを発信するたびに、わりと多くの方から「幸せになって欲しい」などとメッセージを頂けることが増えてきている。とてもありがたいことだと思う。だがしかし、…

ロマンスと金とおっさんずラブの話

上京してはじめて会社に入社したとき、そこにいた同期たちから趣味が海外旅行だと自己紹介されるのが嫌だった。 彼らは純粋な親切心からこう言う。 「海外旅行は素敵だよ。いろんな景色を見れて、多様性に触れられて、人生が豊かになるよ。お金?バイトとか…

本能寺の恋(初めて彼氏ができた話)

三日天下という言葉で知られる明智光秀であるが、彼が天下統一を果たしていたのは、実は13日間であったという事実は、意外と知られていない。 たった13日間とはいえ、天下を取ったことに変わりはないわけなので、非凡な才能に恵まれていたことは疑いようのな…

昔モテたホモの主催する飲み会に参加したら現役ツイドルが参戦してきた話

可哀想な人には手を差し伸べましょう。けれど、私だって困っている。だからまずは誰か私を助けてほしい。多くの人がそんな風に感じてしまっている世の中ではないかと思う。 私はおそらく、同年代の平均と比較すると、多少収入が多いし、身体も健康なので、世…

多様性の許容量

わたしは他人に厳しすぎるのかもしれない。 生産性向上が盛んに求められている昨今、多様性の重要さもまた、激しく叫ばれ続けている。強いチームには多様な人材の確保が必要、というのが最近流行りの主張らしく、自分と違う価値観の人も暖かく受け入れましょ…

リアルからの脱出ゲーム

憧れのコンサル企業への転職を果たした友人が、同僚が急に「それは良いファインディングだね」などと言い出したので反射的に「ニモ?」って言ってみたところ、はぁ???みたいな顔をされてしまったと嘆いていた。その後さらに「文書をクリスタライズする」…

生産性とエモーション

社会人になってからずっと嫌だなぁと思っていることの一つに「評価されるためには成果を定量的に示せ」と言われる、ということがある。 そりゃあ、評価する側からしたら何か明確な理由が欲しいのは当然で、テストの点数みたいに上から数字を並べないと説明が…

生きる目的がわからないと嘆いたアラサーへ

数年前の春、女友達とランチをしていた際に、彼女が口にした台詞が未だに忘れられない。 「わたしには、絶対に花粉症になりたくない理由があるの。それは春を嫌いになりたくないから。わたし、季節の中で春が一番好きなの!」 凄まじい女子力だなぁと感心し…

致死量を超えてきた恋の話

友人がパワハラに悩んでいる。ヒステリックな女上司に「もう!ぜんぜん違う!本当に分かってない!!」と絶叫されながら資料確認をされた後に、直されたのが句読点だけだったというコントのような日常を送っているらしい。 彼はそのストレスに耐えるために、…

リアルで会った相手がミルタンクだった話

年末。年の瀬。流行語大賞やヒット商品番付などが続々と発表され、一年の終了を待たずして一年を振り返る時期である。 今年の漢字は「恥」だと勝手に予想していたが、見事に外れた。 歳を重ねるたびに、「あっという間だった」という言葉の重みが増していく…

キラキラリア充軍団と合コンをした話

衆議院の解散風が吹き荒れている。野党が頼りないのをいいことに、与党はやりたい放題だ。 頼りない側の野党が「格差是正」だなどと叫んだところで、なんだか説得力に欠ける。貧乏人が「世の中金じゃない」と言おうが、ブスが「人間顔じゃない」と叫ぼうが、…

【読書感想】サイコパス(中野信子)

サイコパス (文春新書) 作者: 中野信子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/11/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (8件) を見る 今よりももっと人生に迷走していた頃、某人材採用コンサルティング会社の採用試験を受験したことがある。面接試験が…

東大生VS平成手コキ女学院

職場の上司が小学四年生になる娘さんに、世の中は不公平なのだ、ということを教えるかどうか悩んでいる、と言っていたので、そういうのは言わなくても勝手に気づいていくもんじゃないですかねぇ、などと答えておいた。 遅かれ早かれ、嫌でもいつかは分かって…

田舎の高校生だった男、ホモの合コンを開く

予備校も進学塾もないド田舎で生まれたので、自分がスタートラインにすら立てていないことにも気づかずに育った。勉強は得意で成績はよかったのだが、何の疑問も持たずに近所の高校へと進学した。ほとんどの人間が卒業と共に就職する、受験という言葉に縁の…

24会館へゆく!

言い訳とは時に、私たちを強くしてくれるものである。臆病で弱い私たちは、行動の責任をすべて自分で背負い込むほど強くはない。 勢いにのまれて仕方なく...どうしてもって頼まれてつい...そういう言い訳が使えるとき、プライドが息を潜めてくれる瞬間がある…

ラストチャンス 〜恋愛乙女にもっと勇気〜

視覚障害にも先天的なものと後天的なものがある。彼らの白杖の持ち方に、その特徴が現れると聞いたことがある。 先天的な視覚障害者の方は、持つ杖よりも顔が前に出る姿勢をとることが多いらしい。一方で後天的に視覚に障害を抱えた方たちは、杖を身体の前に…

同伴者効果を利用した営業戦略の実践と評価

心理学に、同伴者効果と呼ばれる現象がある。魅力的な人と一緒にいると、この人もきっと素敵な人に違いないと、第三者からの良い評価が得られやすくなる、という事象である。「類は友を呼ぶ」ということわざがあるように、人間には「人は同じレベルの者同士…

ペルソナマーケティングを仕掛けてホモの花見に参加した話

日清のCMが話題を呼んでいる。 現代のSNS時代は、非寛容な時代と言えます。挑戦すれば、揶揄される。失敗すれば、叩かれる。このままでは、みんながちぢこまり、だれも挑戦しなくなってしまう。でもそこで大切なのは「自分の声」を聞く勇気。そして、私たち…

ホモの合コンに行った話

美人は3日で飽きるけど、ブスには初日が来ない。 世の中には、思っていても言葉にしないことがたくさんあります。身も蓋もない言葉からは、苦笑いしか生まれないから。耳障りのいい言葉を並べておけば、その場は切り抜けられるから。 しかし、綺麗事に囲まれ…